音霊と周波数で整える|サウンドヒーラーのブログ

シンギングボウルを中心に、音霊・周波数・サウンドヒーリングについてわかりやすく解説。サウンドヒーラーとしての体験や、心と体を整える音の知恵を日常に役立つ形でお届けします。

音はまだ、鳴っていない

シンギングボウルと音霊、周波数で整えるサウンドヒーリング

ボウルを鳴らす前、
私は何かを整えようとはしていません。

気持ちを高めることも、
集中しようとすることも、
「よい音を出そう」と思うことさえ、ありません。

ただ、そこに身を置いて、
自分の呼吸や、場の気配を感じています。

音を鳴らす前の時間のほうが、
気づけば、ずっと長くなっています。

空気の重さ。
床の感触。
身体のどこに、まだ力が残っているのか。

それらが、
少しずつほどけていくのを、静かに待っています。

何も起こさなくていい。
何も決めなくていい。

そうしているうちに、
「もう鳴らしてもいいかな」と、
音のほうから合図が届くことが、たまにあります。

そのとき、
私はようやくボウルを手に取ります。

音は、
私が出すものではなく、
場と一緒に立ち上がってくるもの。

だから私は、
音で何かを変えようとはしません。

ただ、音をそこに置いて、
世界と自分がどう響き合うのかを、
静かに見守っています。

そして、
音が鳴る前に、
もう整っていることも、少なくありません。

――もう、これでいい。
そんなふうに、
場が語りかけてくれているように
感じることもあります。